研究課題/領域番号 |
17K08473
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
服部 尚樹 立命館大学, 薬学部, 教授 (80288828)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | TSH / マクロTSH / 薬物治療 / 最適化 / プロラクチン / 甲状腺刺激ホルモン / 自己抗体 / マクロTSH血症 / ホルモン自己抗体 / 潜在性甲状線機能低下症 / インスリン抗体 / 糖尿病 / インスリンアナログ / 薬学 |
研究成果の概要 |
マクロプロラクチンを有する女性と有さない女性の間で不妊率に有意な差は認められなかった。マクロTSHの基礎的、臨床的検討を行い報告した。マクロTSH血症の検査依頼を全国から受け付け、結果を臨床現場に還元した。その中で、極めて稀な小児マクロTSH血症を2症例見出した。また、類似の病態であるマクロFSH血症を見出し報告した。マクロTSHを認識しないアッセイ系を確率するためのエピトープ検索は現在進行中である。Dextran charcoal法を応用して患者血清と各種インスリン製剤との結合率を検討し、インスリン抗体を有する患者における最適インスリンのin vitro検索システムを確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
甲状腺疾患患者は多く、甲状腺ホルモンとTSHのアッセイは非常に多くなされている。マクロTSHの生物活性は低いため甲状腺ホルモンによる治療は不要であるが、甲状腺機能低下症と誤診され不要な治療を受けている患者が存在すると予想されている。本研究は多くの医師からの検査依頼を無償で引き受けて結果を臨床現場に返しており、誤診を防ぐなど社会に大いに貢献した。マクロTSHを認識せず生物活性のある真のTSHのみを認識するアッセイ系が確立出来れば更に臨床に寄与できると考えている。
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