研究課題/領域番号 |
17K08483
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(静岡・てんかん神経医療センター臨床研究部) |
研究代表者 |
山本 吉章 独立行政法人国立病院機構(静岡・てんかん神経医療センター臨床研究部), その他部局等, その他 (60596245)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | てんかん / ポリファーマシー / 薬物相互作用 / 有害事象 / 臨床 |
研究成果の概要 |
てんかん患者25,419名を対象とした大規模コホートデータを構築した.本コホートにおいて重篤な低ナトリウム血症453例,血小板減少症516例,汎血球減少症171例,重篤な肝障害316例を認めた.血清ナトリウム値は併用抗てんかん薬数が増加するほど有意に低下した.また,カルバマゼピンとバルプロ酸を同時に併用することで重篤な低ナトリウム血症の発症が17倍に上昇し,抗精神病薬の併用によってさらに4.3倍上昇した.抗てんかん薬の多剤併用で重篤な血小板減少症の発症リスクが3.4倍に上昇した.さらにバルプロ酸およびルフィナマイドの併用によって血小板減少症の発症リスクはそれぞれ1.7倍,4.5倍に上昇した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,日本の医療現場では多剤併用(ポリファーマシー)が問題となっている.てんかん患者のうち30~40%は薬剤抵抗性の難治てんかんで,発作を抑制するために複数の抗てんかん薬を長期間服用する必要がある.一方,多剤併用は相互作用や有害事象の発生頻度を増加させ,医療費を増大させる要因となる.本研究は,てんかん患者の大規模コホートを構築し,抗てんかん薬多剤併用時における重篤な有害事象の発現率とリスク因子を明らかにしたものであり,有害事象の発症を予測する上で極めて有用な知見を提供すると考えられる.
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