研究課題/領域番号 |
17K08516
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
齋野 朝幸 岩手医科大学, 医学部, 教授 (40305991)
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研究分担者 |
松浦 誠 岩手医科大学, 薬学部, 特任教授 (00405846)
佐藤 洋一 岩手医科大学, 医学部, 教授 (40118253)
横山 拓矢 岩手医科大学, 医学部, 講師 (70772094)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 微量アミン / 細動脈 / 細胞内カルシウムイオン / 微量アミン受容体 / 脳細動脈 / カルシウムイメージング / 微量アミン関連受容体 / カルシウムイオン / 脳血管 / イメージング |
研究成果の概要 |
微量アミン(trace amine : TA)は、脳神経疾患に関係していると注目されている。我々はTA受容体に着目し、細動脈平滑筋細胞内Ca2+濃度([Ca2+]i)変動を基に解析・検討した。RT-PCRにて全ての受容体発現を確認した。強発現のTA受容体1に着目した。Agonistによって[Ca2+]i上昇反応がないものが存在した。反応する3-iodothyronamineの反応を確認したところ、細胞内ストアからのCa2+放出がメインの受容体であると思われた。実験結果からTAAR agonistによって細胞内情報伝達系での影響が異なり、自身に加え、他の受容体にも関連している可能性も示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微量アミンが脳血管特に細動脈に反応をもたらすことが示された。現在の所、成人病として高血圧の重要性は他者も認めるところではある。血管平滑筋細胞は、様々な疾患の原因・治療のターゲットとなっている。このため今まで膨大な研究費がその研究に費やされている。しかしながら、その多くが培養された血管平滑筋細胞を用いたものであり、本来の形態とは異なるものである。組織を用いた本研究結果が、細動脈の収縮・拡張機構を解明していく一助になれば幸いである。社会的な意義も大きいと思われる。
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