研究課題/領域番号 |
17K08520
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
林 徹 北里大学, 医療衛生学部, 講師 (10454266)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 顎下腺 / マイクロRNA / 分化 / 上皮間葉相互作用 / 脱メチル化 / TET / 唾液腺 / エピジェネティクス / 未分化 |
研究成果の概要 |
多くの器官発生において、器官特有の形態と機能の確立に上皮間葉相互作用が必須です。我々は顎下腺の間葉から上皮へとマイクロRNAが輸送されていることを見出し、この「マイクロRNAシグナル」が顎下腺の機能的分化のタイミングを調整していると仮説を立てました。その結果、分化に影響を与える因子の発現が、間葉から上皮に輸送されるマイクロRNAによって調節されうることが示唆されました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
器官発生のメカニズムの全貌は未だ明らかになっていません。異なる組織間での相互作用は、従来タンパク質にだけ着目されてきました。そのような中、私たちは短い核酸(マイクロRNA)が組織間相互作用を仲介することを明らかにしてきました。その研究結果を踏まえ、未熟な器官が機能的に成熟していく過程(分化と言います)に着目したところ、組織間マイクロRNA輸送が分化のタイミングを調節していることが示唆されました。器官再生などの研究分野に新たなアプローチを提供するものです。
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