研究課題/領域番号 |
17K08526
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
八木 秀司 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (10303372)
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研究分担者 |
湊 雄介 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (00710245)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | アクチン線維 / 細胞骨格 / 細胞外マトリックス / 神経発生 / 細胞・組織 / 幹細胞 |
研究成果の概要 |
細胞を外部から支えている細胞外マトリックスは体内の組織の違いや成長により、その種類が変化している。細胞内のアクチン線維に結合する分子群は、細胞外マトリックスの影響を受けてアクチン線維の動態を通じて細胞の形態、機能の変化に関与している。細胞外マトリックスから細胞内にシグナルを伝える分子の動態をFILIP分子が調節し、細胞骨格を調節するROCK分子の阻害によりその調節が阻害される事が判明した。さらに、ROCK分子による阻害は細胞外マトリックスの違いにより異なっていた。また、神経系の幹細胞に相当する細胞に対する細胞外マトリックスの増殖促進効果を検討したが、細胞密度の影響の方が強い結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞外マトリックスは細胞の動向を制御し、組織構築や組織修復に重要な役割を果たしている。細胞外マトリックスには機能や種類に多様性があり、全て理解できると発生過程における意義を明らかにでき、再生における幹細胞の動態を生体内で制御できる可能性を見いだせることができる。今回、細胞外マトリックスによる細胞内の移動や接着に関わる分子の動態変化を明らかにした。さらに研究を進めることで発生過程や再生における機構の一端を明らかにできる。
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