研究課題/領域番号 |
17K08530
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
高橋 倫子 北里大学, 医学部, 教授 (60332178)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 神経伝達物質 / 分泌 / 糖尿病 / インスリン / 膜融合 / レーザー顕微鏡 / 2光子励起 / シナプス / 内分泌細胞 / 蛍光 / 共焦点顕微鏡 / SNARE / 浸透圧 / 生理学 / 神経細胞 / 分泌機構 / 神経伝達機構 / 蛍光技術 / 顕微鏡 / 蛍光寿命画像 / 2光子顕微鏡 / 蛍光共鳴エネルギー移動 / 神経シナプス / PKA / 生体分子 / 画像 / 蛋白質 |
研究成果の概要 |
脳の働きに深くかかわる神経伝達物質の放出機構や、糖尿病の成因に深くかかわるインスリンの分泌機構について、細胞生理学的な見地から研究を行った。特に、細胞外からの放出における最終過程を制御する分子機構を明らかにするために、関連する分子を遺伝子工学的に蛍光標識し、その分子の動態や複合化を蛍光共鳴エネルギー移動や蛍光寿命測定などの先端的な手法を用いて調べた。その結果、一部の細胞においては浸透圧の変化という力学的な刺激が、細胞からの放出確率を調節することを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳における神経伝達物質の放出は、人としての機能に深くかかわる事象である。また、糖尿病はわが国をはじめ、アジアならびに世界において患者数が漸増傾向にある疾患であるが、その成因に深くかかわる現象としてインスリン分泌が挙げられる。我々はこれらの現象が細胞レベルでいかに起こり、環境や状況に応じて調節されているか解明した。立ち上げた実験系は、遺伝子工学的手法を用いた分子の蛍光標識、および細胞内微細環境の実時間画像化など最先端解析手法の特徴を生かしたもので、他の細胞における研究にも応用できる汎用性の高い手法である。
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