研究課題
基盤研究(C)
中枢神経系において味覚関連受容体の発現が認められるが、その生理学的役割には不明な点が多い。本研究では、島皮質味覚野に発現しているカプサイシン受容体(TRPV1受容体)、カンナビノイド1型(CB1)受容体およびうま味(T1R1/T1R3)受容体の生理学的役割を検討した。その結果、これらの味覚関連受容体が活性化されると、島皮質味覚野と自律神経関連領野との間に機能協調が生じることを見出した。このため、島皮質味覚野に発現している味覚関連受容体は、摂食行動や自律神経活動の調節に関わっている可能性が示唆された。
本研究では、島皮質味覚野に発現している味覚関連受容体(TRPV1受容体、CB1受容体、T1R1/T1R3受容体)の生理学的役割の一端を明らかにした。一般的に味覚関連受容体は、末梢神経系において中心的な役割果たすと考えられているが、中枢神経系においても重要な役割を果たしている可能性を明らかにしたため、学術的意義が高い。高次脳における味覚関連受容体の生理学的役割を明らかにすることで、健康増進に寄与することが期待される。
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