研究課題/領域番号 |
17K08541
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
高宮 考悟 宮崎大学, 医学部, 教授 (40283767)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | グルタミン酸受容体 / シナプス可塑性 / 糖鎖修飾 / 脳・神経 / 神経科学 / 生理学 |
研究成果の概要 |
シナプス可塑性の発現において中心的役割を果たすAMPA型グルタミン酸受容体の修飾によって、神経機能がどのように制御されているのかを解析してきた。特にAMPA型グルタミン酸受容体の細胞外ドメインのN型糖鎖修飾がAMPA型グルタミン酸受容体の機能にどのように影響を与えているかを中心に研究を行なった。AMPA型グルタミン酸受容体が糖鎖修飾されることで、神経活動依存的に糖鎖修飾の程度が変化し、これによって 神経シナプスにおいて糖鎖修飾がシナプス可塑性を制御していることが判明した。これらの結果にもとづき、糖鎖修飾されていない遺伝子変異マウスを作成し、電気生理学的解析と行動学的解析を中心に実験を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳の主たる興奮性神経伝達機構であるグルタミン酸とその受容体であるグルタミン酸受容体の糖鎖修飾がどのように神経機能を制御しているか、その詳細はわかっていなかった。本研究により主たるりグルタミン酸受容体であるAMPA型グルタミン酸受容体の糖鎖修飾による機能調節機能が明らかとなり、それに基づくモデルマウスの作成・解析により学習・記憶や各種精神疾患への関与が明らかとなりつつある。
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