研究課題/領域番号 |
17K08543
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
加塩 麻紀子 愛知医科大学, 医学部, 講師 (20631394)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 味細胞 / ATP / イオンチャネル / 生理学 / 味覚 |
研究成果の概要 |
CALHM1/3チャネルは甘味・うま味・苦味の受容を行うⅡ型味細胞から味神経への神経伝達に関わるATP透過性イオンチャネルである。本研究では、味細胞を含む上皮細胞において、CALHMチャネルが基底膜へと極性輸送される分子基盤を明らかにした。さらに、CALHM1/3チャネルが味神経とコンタクトする領域に限局的に集積するメカニズム解明を目的とし、CALHM1のC末端領域をBaitタンパクとしたYeast two-hybrid systemにより、機能未知のタンパクを同定した。両分子の相互作用が、ATP遊離を介した味神経伝達を効率的に行う機能モジュールの形成に重要な機能を持つ可能性が示唆される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CALHM1/3チャネルは甘味・うま味・苦味の受容を行う味細胞が神経へと情報伝達を行うために機能するイオンチャネルである。味の受容によって活性化したCALHM1/3チャネルがATPを遊離することで伝達が可能となっている。本研究では、味細胞においてCALHM1/3チャネルが神経と接する領域に限局的に配置されるメカニズムの解明を試みた。結果として、CALHM1/3分子内に細胞内での輸送を規定するシグナルが存在することを明らかにした。
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