研究課題/領域番号 |
17K08548
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
依田 昌樹 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (30464994)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 骨・軟骨代謝学 / 三次元解析 / 形態形成 / 細胞間相互作用 / 骨形成 / 軟骨形成 / 組織透明化 / 3次元解析 / 軟骨発生 / 間葉系細胞 / 軟骨分化 / 軟骨原基 / 三次元イメージング / 形態形成因子 |
研究成果の概要 |
軟骨原基が形成される時期は間葉系組織中に血管の侵入はないことから、軟骨原基の形態形成関連因子を産生しているのは軟骨原基周囲の間葉系細胞であると考えられる。胎生期の軟骨原基および周囲に存在する間葉系細胞の可視化をおこなった結果、軟骨原基の発現が部位ごとに異なることが分かった。また、組織学的観察により軟骨原基と周囲の細胞群の境界面にPDGFRα陽性細胞の局在が明らかとなり、成長因子であるPDGFの関与が示唆された。三次元的解析から軟骨を可視化できることができ、今後の免疫染色を併用した形態形成因子の局在解明に関する知見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
組織および器官の形態は本来三次元で理解されるべきものである。本研究の着想および手法は軟骨原基だけでなく組織の形態形成を解明する上で有用である。軟骨原基の形態形成機構を明らかにすることで、人工的に必要な形へと骨組織を形成することが期待できる。本研究の結果は、治療が困難である骨形成性疾患および軟骨・骨再建における新規治療法への応用に向けた基礎的知見の提供が一部出来たと考えている。
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