研究課題/領域番号 |
17K08555
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
井上 真澄 産業医科大学, 医学部, 教授 (40223276)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | アシドーシス / 副腎髄質細胞 / カテコールアミン / TASKチャネル / PC12細胞 / TASK1チャネル / センサー / p11 / TALK2チャンネル / gene knockout / 分泌 / TALK2チャネル / 生理学 / チャネル / 副腎髄質 |
研究成果の概要 |
細胞外液のpHの低下は、ラット副腎髄質細胞においてTASK1様チャネルを抑制して、カテコールアミン分泌を促進する。しかし、TASKチャネルの分子構造は、不明である。そこで、この問題をgene knockout法を用いて検討した。pH低下による脱分極性内向き電流及びカテコールアミン分泌は、TASK1の遺伝子欠損により抑制されたが、TASK3の遺伝子欠損では影響されなかった。TASK1様免疫反応物は主に細胞辺縁に局在したが、TASK3様免疫反応物はほとんど存在しなかった。以上の結果から、副腎髄質細胞においてTASK1 homomerが酸のセンサーとして機能していると結論された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々が激しい運動をすると、血中のアドレナリンの濃度は著明に増加する。この副腎髄質細胞から分泌されたアドレナリンは、筋の疲労からの回復に関与する。このアドレナリンの分泌には、細胞外液のpHの低下によるTASKチャネル活性の減少が関与すると考えられている。ただ、副腎髄質細胞に発現しているTASKチャネルの分子構造は不明であった。本研究は、遺伝子ノックアウト法をもちいて、マウス副腎髄質細胞に発現しているTASKチャネルがTASK1ホモ二量体であることを明らかにした。
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