研究課題/領域番号 |
17K08566
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
河野 大輔 群馬大学, 生体調節研究所, 助教 (10382904)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | FTO / 肥満 / 視床下部 / m6A / N6-メチルアデノシン |
研究成果の概要 |
N6-メチルアデノシン修飾(m6A修飾)は、RNAのメチル化修飾であり、RNAの様々な機能に影響することが知られている。視床下部摂食代謝中枢は、食欲や熱産生を制御することにより全身のエネルギーバランスを調節し、体重を一定に保つ役割をしている。本研究では、m6A修飾の脱メチル化酵素のFTOが、視床下部摂食代謝中枢の特定のニューロンで、体重を増加させる働きをしていることを明らかにした。その機序としては、FTOが、m6A脱メチル化を介して選択的スプライシングを調節し、軸索輸送に影響を与えており、その結果、食欲の亢進、効率的な栄養素の利用につながることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、世界的に肥満者が増加しており、糖尿病などの病気の患者の増加を引き起こしている。肥満者の増加には、食事や移動手段の変化などの環境要因が関与していると考えられている。m6A修飾は、環境要因の影響を受けて変化し得る修飾であるため、環境要因により誘導される肥満の分子機序の一部になっている可能性がある。したがって、FTOやm6A修飾を標的とした肥満の予防法や治療法の開発に将来的につながる可能性がある。
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