研究課題/領域番号 |
17K08567
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
塚原 伸治 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (90318824)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 性的二型核 / 性ホルモン / 性分化 / 性差 / 思春期 / カルビンディン |
研究成果の概要 |
形態学的な性差がみとめられる神経核は性的二型核と呼ばれる。性的二型核の研究が国内外で長年取り組まれているが、性的二型核の性差構築機構や生理機能には不明な点が多い。げっ歯類を用いた解析により、視索前野の性的二型核は性行動の制御に関与することを示した。また、思春期の卵巣由来エストラジオールと精巣由来テストステロンが、性的二型核の性差構築に重要な役割を果たすことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
性的二型核は、実験動物だけでなくヒトの脳にも存在する。本研究の成果は、単に実験動物の脳の性差を明らかにするのでなく、ヒトの脳の性差の理解に資するものである。本研究の成果を社会に発信することで、こころの性に関する理解が深まり、性的マイノリティに対する差別と偏見が無くなることが期待される。また、幾つかの神経疾患の罹患率には性差がある。このことは、疾患の発症メカニズムに性差があることを示唆しており、本研究の成果が疾患発症機構の解明に役立つ。
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