研究課題/領域番号 |
17K08573
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
|
研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
高柳 友紀 自治医科大学, 医学部, 講師 (10418890)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | オキシトシン / 社会行動 / ストレス / 思春期 / 遊び |
研究成果の概要 |
我々は、これまでにラットを用いて思春期の社会的遊びを阻害されると成体で社会行動の障害が起こることを示してきた。この現象にオキシトシン神経回路の可塑的な機能低下が関連するという仮説を検証することが本研究の目的であった。本研究では社会的遊び行動によって活性化されるオキシトシン神経回路を同定し、活動操作するための遺伝子組換えラットを作製した。オキシトシン受容体遺伝子欠損ラットでは、思春期の社会的遊び行動と成熟後の社会行動には異常が認められなかったため、オキシトシン産生ニューロンを破壊して、社会的遊び行動によって活性化されるオキシトシン産生ニューロンの役割の検証を行っている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
幼少期の経験により成熟後の社会行動が制御される神経機序についてはこれまでほとんど明らかになっていない。本研究では、この現象に関連する可能性が高いオキシトシン神経回路を同定・阻害・活動操作する手法を確立した。この神経機序の同定は、社会行動の障害を成熟後に改善する手法の開発につながる。また、本研究で作製した遺伝子改変動物は他のオキシトシン関連研究においても利用出来るため学術的に有用である。
|