研究課題/領域番号 |
17K08581
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
今岡 進 関西学院大学, 理工学部, 教授 (60145795)
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研究分担者 |
大黒 亜美 広島大学, 統合生命科学研究科, 助教 (20634497)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ビスフェノールA / クロロゲン酸 / 酸化ストレス / Nrf2 (SKN-1) / 線虫 / 寿命 / Nrf2 / Siah2 |
研究成果の概要 |
哺乳動物における酸化ストレス応答因子Nrf2は通常の制御因子Keap1以外にWDR23がその発現量を制御していることを明らかにした。ビスフェノールA(BPA)とクロロゲン酸(CGA)はNrf2や線虫の相同因子SKN-1(SKN-1の発現量が線虫の寿命に影響を与えることを明らかにしている)を誘導することを明らかにしているが、線虫の寿命については逆の効果を示すことを見出した。当該研究では哺乳動物においてBPAはKeap1を介してNrf2を増加させ、CGAはWDR23を介してNrf2を誘導することを明らかにした。このメカニズムの違いが両化合物の線虫の寿命への影響の違いであると推測された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
酸化ストレスはがん、糖尿病、脳神経変性疾患(Alzheimer病など)の病態や成因と深く関わっていると考えられている。当該研究では、酸化ストレス応答の鍵因子であるNrf2の発現を調節している新規因子を明らかにした。線虫を用いて酸化ストレスと寿命の関係を検討し、酸化ストレス(あるいは応答因子SKN-1)が寿命と深く関わっていることを解明し、このメカニズムについて検討し、その一部を明らかにした。
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