研究課題/領域番号 |
17K08583
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 |
研究代表者 |
大坂 寿雅 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 食品保健機能研究部, 客員研究員 (30152101)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 発熱 / 熱産生 / プロスタグランジンE2 / ラット / 体温調節 / 視床下部 / 視索前野 / 終板器官 / 終板器官周囲部 / 酸素消費率 / 生理学 / 神経科学 |
研究成果の概要 |
発熱およびアナパイレキシアには視床下部の吻側腹内側視索前野におけるプロスタグランジン(PG)E2受容体が枢要な役割を果たしていると考えられている。4種類存在するPGE2受容体サブタイプの何れがこの現象を担っているかについて麻酔下ラットを用いて調べた。EP3またはEP4受容体作動薬をこの部位に注入すると発熱反応が起き、EP3またはEP4受容体拮抗薬を前投与しておくとPGE2発熱が減弱した。発熱にはこの部位のEP3およびEP4受容体の両方が関与しており、アナパイレキシアの一機構としてEP3またはEP4受容体のいずれかを抑制する機構が含まれる可能性が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発熱の最重要機構は免疫系の活性化により産生が促進されたプロスタグランジンE2が脳の視床下部に作用することと一般的に理解されている。その受容体サブタイプがEP3およびEP4の両方である可能性を本研究では見いだした。これまでの研究が示唆してきたEP3受容体の重要性を確認するとともに、EP4受容体が発熱およびアナパイレキシア機構において重要であるという可能性を脳によるエネルギー消費調節機構の理解にもたらし、解熱薬や抗肥満薬の作用点として新たな視点を提示するものである。
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