研究課題/領域番号 |
17K08587
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
藤田 佳子 信州大学, 医学部, 特任講師 (30416218)
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研究分担者 |
垣野 明美 信州大学, 学術研究院医学系, 助教 (00534637)
沢村 達也 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (30243033)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | DAMPs / 受容体 / 心血管 / 血液 |
研究成果の概要 |
細胞へのDiI-酸化LDL取り込みを指標としたスクリーニングを複数の手法により行い、これまで研究を行ってきた酸化LDL受容体LOX-1以外に、酸化LDLを認識する新規受容体を3種同定した。また、これらの受容体を介した酸化LDLの濃度依存的な取り込みを確認した。一方で、LOX-1を含む独自に同定したこれら4種の受容体のリガンド特異性を相互に比較すると、やはり酸化LDL以外のリガンドについても一定の重複が見られ、LOX-1と同様にDAMPs受容体として、生体防御関連機能を担う可能性が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生活習慣病の成因には生体防御機構が重要な働きをしているがその全貌は明らかではない。本研究では、生活習慣病の中で重要な働きをすると考えられている酸化LDLを利用することで、生活習慣病側の視点から、新たな生体防御機構の解明を行う端緒を得た。すなわち、生活習慣病の原因物質が作用する可能性がある新規受容体を同定したが、これらは生体を防御する際に機能することが期待される。今後これらの受容体について研究を進めることで、新たな生体防御機構を明らかにできる可能性がある。
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