研究課題/領域番号 |
17K08629
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
宮崎 和子 京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 研究員 (00311811)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 転写制御 / 遺伝子発現制御 / Treg / 制御性T細胞 / E2A, Id2, Id3 |
研究成果の概要 |
Id2/3欠損マウスのTreg細胞における遺伝子発現とオープンクロマチン解析から、エフェクターTreg細胞で高発現するエフェクター分子のいくつかがE/Id 蛋白によって発現調節されている可能性が示唆された。その1つのCXCR5 遺伝子座に着目し、ゲノム相互作用を検討すると、生理的状態でも遺伝子座自体はactive compartmentに入っており、Idはゲートキーパーとして機能することが示唆された。 また、Id2/Id3 flox Foxp3Cre/Foxp3DTRを作成して解析し、成獣期におけるId2/3による Treg細胞の機能制御が全身性の炎症抑制に必須であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Treg細胞におけるエンハンサー機能調節の制御機構をゲノムワイドに解析した結果は、アレルギー反応の抑制における転写制御のメカニズムの解明につながり、社会的意義が深いと思われる。また、作成された新規マウスモデルで、Id2/Id3による Treg細胞の機能制御が全身性の炎症抑制に必須であることを証明したことは、学術的に意義深い。それを用いて、成獣期において実際にどのようにTh2炎症が起こるのかを詳細に解析することが可能になり、今後の研究の発展が期待できる。
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