研究課題/領域番号 |
17K08634
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 福島県立医科大学 (2019) 神戸大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
西田 満 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (30379359)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 非小細胞肺がん / Ror1受容体型チロシンキナーゼ / Rif低分子量Gタンパク質 / フィロポディア / がん細胞浸潤 / がん浸潤 / Wnt / Rhoファミリー / 低分子量Gタンパク質 / がん細胞増殖 / 癌 / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
非小細胞肺がん細胞の浸潤能におけるRor1の役割について検討し、PC-9細胞がRhoファミリー低分子量Gタンパク質Rifを介して、三次元マトリゲル内での方向性を持ったフィロポディア形成とそれら周囲のマトリゲル分解を誘導することを見出した。また、Wnt5a-Ror1-Dvlシグナルの恒常的活性化が浸潤能の亢進に寄与していることも見出した。さらに、Rif 結合タンパク質として見出したSmgGDSが、Rifを介した浸潤制御に関わっていることも明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によってRor1、Rif、SmgGDSを介した新たなフィロポディア形成機構が見いだされたことは、細胞生物学的知見として重要ある。また、がん細胞浸潤におけるフィロポディアの役割を見いだしたことは、社会的にも意義が多きい。特に、肺がんは本邦におけるがんによる死亡原因の1位であり、中でも肺がんの8割を占める非小細胞肺がんでは、化学療法や放射線治療が有効でないことが治療の大きな障害になっていることから、本研究成果は、有効な治療方法を開発する上でも重要な知見である。
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