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肺癌の浸潤・転移機構における膜型セリンプロテアーゼインヒビターの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 17K08723
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 人体病理学
研究機関宮崎大学

研究代表者

田中 弘之  宮崎大学, 医学部, 助教 (90433060)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード肺癌 / 膜蛋白質 / プロテアーゼインヒビター / HAI-1 / LRP11 / セリンプロテアーゼインヒビター / 膜結合型セリンプロテアーゼインヒビター / 病理学
研究成果の概要

肺腺癌におけるLRP11の遺伝子発現の検討では、臨床病理学的事項で統計学的有意差はみられなかった。無病生存期間や全生存期間に統計学的有意差はみられなかった。pT1症例での検討でも、無病生存期間や全生存期間に統計学的有意差はみられなかった。ヒト肺癌組織を用いた免疫染色では、癌細胞の細胞膜と細胞質に陽性像が得られた。腺癌と扁平上皮癌を用いたHAI-1の免疫染色では、癌細胞の細胞膜と細胞質に陽性像が得られた。症例によっては細胞膜に強陽性を示す症例があった。HAIの細胞膜発現症例において、腫瘍面積と臨床病期や予後との相関について現在解析中である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

肺癌においては予後を予測しうる腫瘍マーカーは未だ確立されていない。このため、新規腫瘍マーカーの開発は必須である。我々の研究している蛋白質は膜蛋白質であり、免疫染色でも容易に検出できる。乳癌におけるHER2の免疫染色のように、コンパニオン診断として日常診療に使用される可能性を秘めている。特に肝細胞増殖因子を軸とした癌細胞の浸潤・転移機構制御の要の蛋白質であるHAI-1とその類似膜蛋白質であるLRP11を解析することは、学術的意義が高いと思われる。肺癌でのLRP11に関する文献的報告は未だないことから、その新規性は高いものと考えられる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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