研究課題/領域番号 |
17K08744
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
渡邊 壽美子 九州大学, 医学研究院, 講師 (90404087)
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研究分担者 |
大喜 雅文 九州大学, 医学研究院, 教授 (10160441)
勝田 仁 九州大学, 医学研究院, 教授 (50333240)
加来 恒壽 九州大学, 医学研究院, 教授 (60185717)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | BCG failure症例 / 自然尿細胞診 / 膀胱癌 / 培養細胞 / 核形態指標 / 細胞周期関連タンパク / 診断基準作成 / BCG曝露 / pRB / p21 / 核内発現 / BCG曝露効果 / 核面積 / RD値 / BCG膀注療法 / p27 / Solidity値 / 核アスペクト比 / p21タンパク / BCG治療 / 予後不良 / siRNA |
研究成果の概要 |
近年問題となっているBCG膀注療法が効かないBCG failure群に対しては、診断基準は確立されていない。そこで、BCG failure群に出現する異型細胞はBCGに対して反応しない細胞であると考え、本研究を行った。その結果、治療前自然尿細胞診に出現する比較的小型で核中心が 濃染する異型細胞は、BCG failureを示唆する細胞である可能性があること、培養細胞の実験から、細胞周期関連タンパクの複雑な動きが関与していること、BCG曝露回数と形態的変化には関連性があり、BCG failure群に出現する異型細胞を診断できる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年問題となっているBCG膀注療法が効かないBCG failure群に対しては、全く検討がなされておらず診断基準は確立されていない。BCG failure群に出現する異型細胞はBCGに対して反応しない細胞(BCG非感受性細胞)であると考えて形態学的および分子生物学的検討を行った。BCG failure群に出現するBCG非感受性異型細胞を正確にとらえる研究が進むことは、最適治療法の選択という視点から患者のQOLにとり重要なことであると考える。
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