研究課題
基盤研究(C)
膵癌は間質の豊富な予後の悪い難治癌である。膵癌細胞が種々の因子を放出し周囲の環境を形成し悪性化に関与していると考えられる。我々の開発したラット膵癌モデルにおいて高発現する因子およびその因子の遺伝子発現を制御する高発現する転写因子同定した。間質より放出されるサイトカインが転写因子を活性化することにより種々の標的遺伝子の発現を亢進させ癌間質相互作用により膵癌の進展に関与していると考えられた。
本研究において膵癌間質相互作用を介した転写因子による悪性化への関与を示唆する結果が得られた。また、膵癌の診断マーカーとなる候補を同定できた。本研究成果をさらに発展させることにより難治癌である膵癌の克服のための新たな治療法や早期診断マーカーの開発が期待される。
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Journal of Toxicologic Pathology
巻: 32 号: 3 ページ: 135-141
10.1293/tox.2018-0062
130007682167
Journal of Toxicologic Pathology
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