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がん微小環境を利用した誘導型ベクター産生細胞による新規がん標的化戦略

研究課題

研究課題/領域番号 17K08773
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 実験病理学
研究機関日本医科大学

研究代表者

山崎 吉之  日本医科大学, 医学部, 助教 (90407685)

研究分担者 宮川 世志幸  日本医科大学, 医学部, 講師 (90415604)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードiPS細胞 / 間葉系幹細胞 / がん関連線維芽細胞 / アデノ随伴ウイルスベクター / AAVベクター / レトロウイルスベクター / 腫瘍 / 遺伝子治療
研究成果の概要

本研究では、申請者らが開発したがん治療用ベクター産生型間葉系幹細胞(VP-MSC)システムの更なる安全性・抗腫瘍効果向上を目的として、VP-MSCが腫瘍周辺に到達するタイミングに合わせて治療ベクターの産生を開始する、誘導型ベクター産生細胞の開発を目指した。本研究期間を通じてiPS細胞からMSCへの分化誘導法、ならびに、MSCからがん関連線維芽細胞(CAF)への分化誘導法を確立し、CAF分化依存的にレポーター遺伝子の発現を制御する発現カセットを構築した。また、MSCおよびCAFにおいてはアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターの産生能が低く抑制されていることが分かった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在のがんウイルス療法において解決すべき課題の一つはベクターの病巣への送達の難しさである。本法の治療担体はあくまでウイルスであるため、ベクターが生体内の免疫システムに速やかに排除される。一方、申請者らが開発するシステムでは、ベクター産生系そのものを組み込まれたVP-MSCが腫瘍周辺に集積し、治療ベクターを病巣に送り込む。本研究の成果にてiPS細胞からMSCへの分化誘導法を確立し、大量培養が非常に困難であるヒトMSCの細胞ソースの確保に目途をつけることができた。また、CAF分化依存的に特定のタンパク質を発現させるシステムは、精度の高いがん治療用VP-MSCシステムの構築を可能にすると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] がん治療用ウイルスベクター産生羊膜間葉系幹細胞の開発2019

    • 著者名/発表者名
      山崎吉之, 笠原優子, 宮崎海, 宮川世志幸, 岡田尚巳
    • 学会等名
      第87回日本医科大学医学会総会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] Development of viral vector-producing amniotic mesenchymal stem cells for in situ cancer cell therapy.2019

    • 著者名/発表者名
      Yamazaki Y, Nitahara-Kasahara Y, Miyazaki K, Miyagawa Y, Okada T.
    • 学会等名
      The 25th Annual Meeting of Japan Society of Gene and Cell Therapy (JSGCT)
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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