研究課題/領域番号 |
17K08774
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
清川 悦子 金沢医科大学, 医学部, 教授 (80300929)
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研究分担者 |
湊 宏 金沢医科大学, 医学部, 教授 (10293367)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 大腸がん / 浸潤 / 転移 / 大腸癌 / 予後 / がん / 病理学 |
研究成果の概要 |
大腸癌浸潤先進部の簇出や低分化胞巣(PDC) は、細胞分裂が行われず少数の細胞で留まっていると考え、栄養要求性の低い細胞株を単離を試みたが、安定して栄養要求性の低い細胞を得ることが出来なかった。リンパ節転移をする子宮体癌同系マウス移植モデルのイメージング系を構築し内腔に存在する細胞塊が浸潤に関わる可能性が考えられた。 ヒト外科材料のPDCを免疫染色したところEzrinが不均一な発現パターンを示すことから、その不均一性を定量化する方法を確立し、予後と相関することを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食生活の欧米化に伴い我が国では大腸癌は増加している。癌患者の予後を決めるのは、浸潤・転移の有無であり、同じ患者の癌組織でも、性質の異なる癌細胞がいて、どの細胞が浸潤・転移を担うのか不明であるため、適切な治療が確立されていない。本研究では浸潤・転移を担うのは、浸潤端にある細胞塊であると仮定し、細胞塊の性質を明らかにすることで、長期的には癌患者の予後を改善することに役立つと考えている。
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