研究課題/領域番号 |
17K08778
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 愛知県医療療育総合センター発達障害研究所 |
研究代表者 |
飯尾 明生 愛知県医療療育総合センター発達障害研究所, 細胞病態研究部, 客員研究員 (80344349)
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研究分担者 |
松木 亨 愛知県医療療育総合センター発達障害研究所, 細胞病態研究部, 主任研究員 (90332329)
上田 昌史 愛知県医療療育総合センター発達障害研究所, 細胞病態研究部, リサーチレジデント (90791541)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | NLGN4X / 自閉症 / エピジェネティックス / CpGメチル化 / iPSC / CEBPδ / MeCP2 / AVP / エピジェネティクス / CEBP / Sp1 / CpG / メチル化 / AKT / 逆鎖NLGN4X / microRNA / lncRNA |
研究成果の概要 |
自閉症高感受性遺伝子ニューロリギン4Xのメチル化を主体としたエピジェネティックな発現制御機構の解明と、NLGN4Xを介したホルモン分泌制御機構の解析を行った。非神経細胞ではコアプロモーター、CGIプロモーター共にCpGメチル化とMeCP2の結合により発現が抑制され、神経細胞ではCEBPδが転写促進に働いていた。NLGN4X発現細胞ではNRXN1βやSyntaxin1Aとの相互作用によりAVP分泌抑制に働いていることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
NLGN4Xの発現低下や機能障害により自閉症発症の要因になりうることはわかっていたがどのようなメカニズムで発現が制御されているのか(低下しているのか)は未解明であったが、本研究によりMeCP2を介したプロモーターメチル化制御やCEBPδ、アセチル化を介した転写活性化が神経細胞・非神経細胞で高度に制御されていることが明らかとなった。 また、AVP分泌制御を介した病態変化の一端が示唆され、NLGN4Xの発現調節が自閉症発症の予防や病態改善に繋がるものと期待された。
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