研究課題/領域番号 |
17K08786
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
Kim Minsoo 京都大学, 白眉センター, 特定准教授 (50466835)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 細菌感染 / ユビキチン / エフェクター |
研究成果の概要 |
蛋白質のユビキチン修飾系は発生や免疫系、さらには、がん・神経変性疾患など様々な生理機能や疾患に関与することがよく理解されている。しかし、本修飾系の細菌感染における意義は未解明な部分が多い。本研究では、構造生物学・生化学や感染病理学などの手法により、病原細菌の感染成立におけるユビキチン修飾系の役割を解明した。病原細菌の感染成立を担う分子メカニズムの理解し、また、その成果を基に、病原細菌の感染に対する新しい治療薬の開発基盤構築を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人類は今も細菌感染症を克服していないことからも、感染成立機構の理解は全く足りていないと言える。この状況において、構造生物学・感染病理学を含めた多様な手法により、細菌感染成立を担う分子メカニズムを解明し、感染生物学の発展に貢献する点が本研究の学術的な特色であり、予想される成果と意義である。 これらの細菌感染症は近年、多剤耐性菌による感染症例が増加し、有効なワクチンもいまだ開発されていないため、新たな治療薬の開発が喫緊の課題である。病原細菌の感染戦略の分子機構を解明し、その知見に基づいた新規の細菌感染治療薬の開発の基礎を築く点で、感染症の克服という医学的・社会的な意義もある。
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