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再生胸腺微小環境によるT細胞誘導と治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 17K08797
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 実験病理学
研究機関関西医科大学

研究代表者

保坂 直樹  関西医科大学, 医学部, 研究員 (30388459)

研究分担者 下埜 敬紀  関西医科大学, 医学部, 助教 (40632625)
神田 靖士  関西医科大学, 医学部, 准教授 (70295799)
神田 晃  関西医科大学, 医学部, 講師 (70375244)
吉賀 正亨  関西医科大学, 医学部, 非常勤講師 (70434834)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードγδT細胞 / 胸腺 / 移植 / T細胞
研究成果の概要

患者の末梢血からex vivoでT細胞を増やし、再び体内に戻す免疫療法が行われている。しかし抗癌剤や放射線治療等で免疫機能が低下している患者には難しい。本研究は骨髄細胞と人工性多能性幹(iPS)細胞から分化させた胸腺上皮細胞と相互作用させる事により、T細胞の産生を試みるものである。
最終的に、骨髄細胞由来のγδT細胞を誘導する事に成功した。誘導されたγδT細胞はin vivoにて腫瘍発生や自己免疫疾患等の明らかな副作用は見られず、悪性腫瘍に対しても効果が見られた。以上の結果は、新たなγδT細胞の誘導法を開発した事を意味する。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在γδT細胞療法は癌免疫治療の一型として、患者末梢血を用い多数の臨床試験が行われている。今回の研究はγδT細胞産生法の一型となる。またγδT細胞は感染症にも効果があり、抗菌薬の効きにくい感染症への治療法の一つとなる可能性もある。今回得られた細胞は体性幹(骨髄)細胞由来であり、iPS細胞由来ではない為移植後の腫瘍化の危険性は低いと考えられる。代表的な幹細胞である胚性幹(ES)細胞やiPS細胞は、特定の細胞に分化させて体内に移植或いは創薬の効果を調べる為に使われるが、本研究では目的とする細胞を得るための支持細胞に分化させた。本方法は、第3の幹細胞使用法になる可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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