研究課題/領域番号 |
17K08811
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
寄生虫学(含衛生動物学)
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
橘 裕司 東海大学, 医学部, 教授 (10147168)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | アメーバ症 / 赤痢アメーバ / 原虫感染症 / 血清診断 / ナノ材料 / 組換えタンパク質 / 感染症 / 診断 / 赤痢アメーバ症 |
研究成果の概要 |
アメーバ症の迅速な血清診断法を確立するため、赤痢アメーバに特異的な表面タンパク質の組換え断片(C-Igl)を抗原とし、蛍光シリカナノ粒子を用いたイムノクロマトキットを開発した。日本とタイにおいて、アメーバ症患者や他の感染症患者の血清を用いた評価を行い、実用レベルの感度と特異性を確認した。また、蛍光観察スコープによる判定が有効であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
赤痢アメーバ症は、わが国で発生する寄生虫症の中で最も問題になっている疾患の一つである。早期に治療を開始するために確実な診断が必要であり、特に鏡検によって虫体を検出することが難しい腸管外アメーバ症では、血清中の特異抗体の検出が有用である。国内で用いられていたキットが製造中止になっており、本研究で開発された新しい簡便な診断キットの活用が期待できる。
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