研究課題/領域番号 |
17K08820
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
林 史夫 群馬大学, 研究・産学連携推進機構, 准教授 (60400777)
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研究分担者 |
中村 修一 東北大学, 工学研究科, 助教 (90580308)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | レプトスピラ / べん毛 / 細菌 / 感染症 / 診断法 |
研究成果の概要 |
レプトスピラは菌体が包膜で覆われているため,レプトスピラを特異的に同定するためには,包膜を破壊し,べん毛繊維タンパク質を露出させ,抗原抗体反応が可能な状態にしなければいけない.べん毛繊維タンパク質の単離方法は確立されているが,既存方法で単離できるべん毛繊維量は非常に少なく高感度検出には向かない.申請者らはアルカリ溶液をベースとした薬剤カクテルを複数調整し,処理時間,処理濃度などを細かく検討することで,べん毛繊維の露出に成功した.しかしながら,その量はまだまだ希望する量には及ばず,べん毛繊維の露出条件や調製条件を更に追求する必要がある.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
レプトスピラ症は、大雨災害の後や屋外水上レジャーを楽しむ際に「最も注意すべき感染症」の一つとして注意喚起されています。沖縄県で川遊びをしていた小中学生が集団感染をしたり,東南アジアや南米などでは毎年数千人が感染するほどの一般的な感染症であり、重症化(ワイル症)すると死亡率は30%にも及びます。このようにレプトスピラ症は身近になりつつあり,危険性をはらんだ細菌感染症です。しかし、様々な理由で予防が困難なことから、レプトスピラ症は早期診断と早期治療が求められています。 これまでとは全く異なるアプローチで早期診断法の開発にの望みましたが、成果を出すためにはさらなるトライが必要です。
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