研究課題/領域番号 |
17K08846
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
|
研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
鈴木 仁人 国立感染症研究所, 薬剤耐性研究センター, 主任研究官 (70444073)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 薬剤耐性 / 病原性 / アシネトバクター・バウマニ / T6SS / cGAS / 分泌タンパク質 / 細菌間競合 / 流行株 / VI型分泌機構 |
研究成果の概要 |
近年、薬剤耐性菌による難治性感染症が世界の公衆衛生上の重大な問題となっている。本研究では、国内外で分離されたAcinetobacter baumannii (アシネトバクター・バウマニ) の多剤耐性流行株の比較ゲノム解析とVI型タンパク質分泌機構 (T6SS) の機能解析を行い、T6SSを介して分泌される殺菌性のエフェクタータンパク質の酵素活性、およびT6SSを介した細菌-細菌間競合が薬剤耐性プラスミドの接合伝達に与える影響を明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病原細菌において、菌種・菌株毎に保存性が異なるT6SSの分泌タンパク質は、菌株間のビルレンスの差違や菌株の地域・人種特異性などを説明することが可能な重要な因子であり、最新の細菌学と分子疫学の知見を結び付ける成果を得られることが期待できる。また今後、細菌感染症の創薬やワクチンの開発を考える上で、病原細菌の宿主内生存・増殖を阻害することが可能な効果的な標的になることが期待できる。
|