研究課題/領域番号 |
17K08849
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ウイルス学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
森田 英嗣 弘前大学, 農学生命科学部, 准教授 (70344653)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | フラビウイルス / 日本脳炎ウイルス / 複製オルガネラ / VCP / 宿主因子 / NPL4 / Stress Granule |
研究成果の概要 |
海外からの流入感染症として警戒されているデングウイルスやジカウイルスなどのフラビウイルスは、共通して感染細胞の小胞体近傍に複製オルガネラと呼ばれる構造物を創り、そこでウイルスゲノムの複製と粒子形成を行う。本研究では、我々がこれまでに宿主因子のスクリーニングによって同定してきたERストレス関連因子群、膜蛋白質群のウイルス増殖における作用機序を明らかにした。主に、 VCP複合体がウイルス複製オルガネラに集積する分子機構の解明、VCP複合体のウイルス増殖・ウイルス複製オルガネラ形成における役割、小胞体関連分解の複製オルガネラ形成における役割を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で対象とするフラビウウイルスには、C型肝炎ウイルスをはじめ、本邦でも流行の可能性のあるデング熱、ジカ熱、ウエストナイル熱などが含まれている。特に、海外からの流入感染症として警戒されているデングウイルス及びジカウイルスに対しては、現在のところ有効に作用するワクチンは開発されておらず早急な対策が求められている。本研究の成果は、我々独自のプロテオミクス解析により、感染後期過程に焦点を当てた宿主因子との相互作用を明らかにしたものである。よって、これまでにない新たな抗ウイルス薬の開発につながると期待される。
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