研究課題/領域番号 |
17K08875
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
奥山 祐子 東北大学, 医学系研究科, 助教 (50624475)
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研究分担者 |
石井 直人 東北大学, 医学系研究科, 教授 (60291267)
宗 孝紀 富山大学, 学術研究部薬学・和漢系, 教授 (60294964)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ILC2 / GITR / アレルギー / アレルギー性肺炎症 / IL-9 / NFκB / ILC / TNFRSF / 補助刺激分子 / 自然リンパ球 |
研究成果の概要 |
我々は、マウスアレルギー性肺炎症モデルにおいて、TNF受容体型T細胞共刺激分子であるGITR (glucocorticoid-induced TNF receptor family-regulated gene)シグナルが、肺組織ILC2においてIL-33シグナルと協調的に作用し、NF-κB依存的なIL-9産生を介し、増殖およびSTAT5依存的なサイトカイン産生を亢進することで、アレルギー性肺炎症病態に寄与することを明らかとした。さらにILC2自身がGITRとGITR-Lのどちらも発現し、ILC2間のオートクライン刺激によりILC2の活性化を促進していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、GITRシグナルによるILC2の新規活性化制御機構が明らかとなった。従来T細胞の抗原受容体シグナルを補助することが知られてきた補助刺激分子のT細胞以外での機能の発見という点で学術的な意義は大きい。ILC2におけるGITRを標的としたアレルギー性炎症疾患の新規診断・治療法開発への応用に繋がる有用な知見であるという点で社会的な意義が認められる。さらに今後、ヒトPBMC由来のILC2において、GITRの発現とサイトカイン刺激による発現変化について解析を行い、アレルギー性疾患の診断・治療標的としての有用性を検証していく。
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