研究課題/領域番号 |
17K08893
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
大谷 真志 東邦大学, 理学部, 講師 (20383713)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | mTORC1 / 表皮角化細胞 / GM-CSF / アミノ酸 / 乾癬 |
研究成果の概要 |
mTORC1は細胞周囲の栄養状態やエネルギー状態を感知するシグナル伝達分子で、免疫細胞の分化やサイトカインの発現に関わる。本研究では、アミノ酸-mTORC1シグナルが、マウス表皮角化細胞におけるGM-CSF発現制御に関与していることを明らかにした。また、乾癬と同様にGM-CSFが炎症増悪因子と知られる刺激性接触皮膚炎モデルを用いた解析から、アミノ酸処理が皮膚炎に対して治療効果をもつ可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
mTORC1は様々な免疫細胞のサイトカイン発現制御に関わっていることが知られているものの、非免疫細胞においては未解明な点が多い。本研究では、mTORC1および、その活性化物質であるアミノ酸が表皮角化細胞のGM-CSF発現制御に関与することを明らかにし、アミノ酸処理による皮膚炎治療への足掛かりを示した。そのため、アミノ酸-mTORC1シグナルは、皮膚免疫応答の人為的制御点の一つとして皮膚疾患の治療に応用できると期待される。
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