研究課題
基盤研究(C)
本研究は、近年、脚光を浴びつつあるニューロフィードバックに焦点を絞り、その倫理的問題について検討し、社会的受容性を評価することを目的とした。ニューロフィードバック技術は近年、急速に進歩している一方で、倫理的視点による分析はいまだ萌芽的段階にとどまっているものの、その倫理的要点は社会受容性、インフォームド・コンセント、リスク・ベネフィット評価である。とりわけ、ニューロフィードバック技術の不可逆性に関するリスク評価と社会的受容性は本技術の倫理的な要点になることが分かった。
本研究はニューロフィードバック技術に関する倫理的問題を整理した研究である。この成果は「Should we Erase our Unpleasant Memories? Ethics of Memory Manipulation by Neurofeedback Technologies」と題するプレゼンテーションにまとめ、国際脳神経倫理学会において発表を行った。また、研究成果の一部をNakazawa E, et al. 2022. Neuroscience Research として発表した。これにより、ニューロフィードバックの倫理に関して、国際的な場面で一定の発信ができたと考えられる。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 3件、 招待講演 3件)
Neuron
巻: 101 号: 3 ページ: 385-389
10.1016/j.neuron.2019.01.006
巻: 100 号: 1 ページ: 19-36
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Brain and Behavior
巻: 印刷中 号: 5
10.1002/brb3.676
120006884831