研究課題/領域番号 |
17K08907
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 昭和大学 (2020-2023) 東京医科歯科大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
有馬 牧子 昭和大学, 医学部, 准教授 (30714943)
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研究分担者 |
平澤 恵理 順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (50245718)
泉 美貴 昭和大学, 医学部, 教授 (30228655)
野原 理子 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (30266811)
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研究期間 (年度) |
2017-02-23 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ダイバーシティ / 男女共同参画 / キャリア形成 / ダイバーシティ&インクルージョン / キャリア教育 / 性別役割意識 / キャリアパス / リーダーシップ / 社会医学 / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
医学部の卒前教育として、男女共同参画意識の推進やキャリアデザイン立案能力の育成に関する教育プログラムを提案するため、全国の医学系大学のキャリア教育・ダイバーシティ教育の実施状況を調査した。それら調査内容を基に、上記意識の推進に有効な講義のカリキュラムを提案してモデル実施を行い、その効果を検証した。各医学系大学のダイバーシティ・キャリア教育の状況を調べた結果、扱っているダイバーシティの課題が異なり、本テーマに一貫したカリキュラムがないことが示唆された。3校に講義・演習形式で講義を実施し、仕事と生活を統合したライフキャリアレインボーの作成等が上記意識の推進に一定の効果があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
他大学での講義の実施状況において、一貫したダイバーシティ・キャリア形成のカリキュラムがないことが示唆された。そのため、今後はある程度一貫したカリキュラムに基づいたキャリア教育を行うことで、教育効果の検証や評価がしやすくなると提案できる。講義の内容として、仕事の面だけではなく個人の生活・育児・介護・自己研鑽等も含めた「ライフキャリア」の概念でキャリア教育を行うことが有効であり、それにより男女共同参画意識やキャリア形成意識の向上に有効と示唆されたことに学術的・社会的意義があると考える。現在、医学部の女子学生比率が全国的に高まっており、卒後に男女ともにキャリア形成しやすい風土が必須である。
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