研究課題/領域番号 |
17K08910
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
大磯 義一郎 浜松医科大学, 医学部, 教授 (80543909)
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研究分担者 |
井上 真智子 浜松医科大学, 医学部, 特任教授 (80609090)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ACP / SDM / 終末期医療 / インフォームド・コンセント / デシジョンエイド / 人生会議 / 終末期 / アドバンス・ケア・プランニング / シェアード・デシジョン・メイキング / 意思決定支援ツール / 高齢化社会 / アドバンスケアプランニング |
研究成果の概要 |
令和2年より現在までも続いている新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、本研究は当初予定から大きく変更せざるを得なくなった。 そのような中、共同研究者である井上真智子先生が、浜松市高齢者福祉課の地域包括ケアシステム推進連絡会事業部会の座長に就任し、「人生会議手帳」の開発が行われた。作成された「人生会議手帳」は、市役所、病院において約5000部が配布されている。 「人生会議手帳」の普及・啓発・実装に向け、浜松市及び浜松市医師会と連携し、市民向け動画作成や地域の医療・介護従事者等を対象とした各種研修を実施した。本研究終了後も、浜松市事業との連携によりACPの実装、改良を進めていく方針である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新型コロナウイルス感染症の感染拡大という未曽有の事態が発生している最中に「終末期」という課題を取り扱うこととなり、大変な苦労があったものの、浜松市と連携することができ、本研究終了後も引き続き、ACPの普及・啓発・実装を進められることとなったのは、幸運である同時に、社会的ニーズの高さを示しているといえる。 とはいえ、本研究を通じて痛感したのは、医療・介護現場と社会との本課題に対する認識の解離であり、本研究中の調査においても「安楽死を勧めているのでは」「一度の判断が変更不能になるのではないか」という懸念の声が聞かれた。間もなく訪れる多死社会に向け、市民への普及・啓発を継続して行う必要がある。
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