研究課題/領域番号 |
17K08915
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
伊藤 達也 京都大学, 医学研究科, 講師 (00452342)
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研究分担者 |
伊勢田 哲治 京都大学, 文学研究科, 准教授 (80324367)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 研究公正 / 欧州 / 研究環境 / バイオエシックス |
研究成果の概要 |
本研究は、日本における研究公正のあるべき環境の構築に資するモデルなど提案することを目的に、研究公正の進んだ欧州を中心に、研究公正の定義、制度、文化的思想などの比較調査を行い、学内の学生や教員へのインタビュー調査を実施した。日英の大学における研究公正の組織体制や制度の調査研究からは、両国間に大きな差異はなかった。また、欧州の研究公正を参考にしたインタビュー調査では、研究者自身の研究室単位での行動や単独での研究活動、ガイドラインや指針への理解不足や研究の方向性への迷いがあることが分かった。研究公正のモデルは、学部学生など早期段階から教育導入などが研究不正の予防や軌道修正に有効であろうと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の学術的意義は、日英および欧州における研究公正の制度や教育方法の情報を得ることができた。更にインタビュー調査によって研究者並びに研究支援者における現場での膨大かつ貴重な意見が得られた。また社会的意義に関しては研究現場における課題が見え、日本の研究公正の目指すべき方向の一つが見え、成果発信とその評価も分析して研究不正の予防になり、日本のカリキュラム作成に生かしていく。
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