研究課題/領域番号 |
17K08924
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
松山 泰 自治医科大学, 医学部, 准教授 (60458320)
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研究分担者 |
淺田 義和 自治医科大学, 医学部, 講師 (10582588)
岡崎 仁昭 自治医科大学, 医学部, 教授 (40285789)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 自己調整学習 / 職業アイデンティティ / 専門職アイデンティティ / プロフェッショナリズム / 問題基盤型学習 / 医学教育 / 自己志向型学習 / 能動的学習 / 東アジア / 医学教育学 / 社会医学 |
研究成果の概要 |
医療の進歩に合わせて能動的で自律的な生涯学習ができるように、卒前教育において自己調整学習を育成する必要がある。我々は、2016~20年に日本の医師と医学生を対象に3つの研究を行い、professional identity formationに焦点を当てた自己調整学習の教育方略が有効であることを示した。 本プロジェクトを通じて、枠組みとなる「専門職アイデンティティ基盤自己調整学習理論」と、その理論に沿った教育実践とを提案する。これらは、日本の医師や医学生を対象とした研究結果に基づいて確立されたものであり、従来の欧米の教育方法の「移植」よりも適応性の高い教育方法であると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医学部入学は狭き門となり、壮絶な受験戦争を勝ち抜くために、受験生が進学校や塾での教員指導に依存する傾向がある。また、偏差値の高い学生に医学部受験を勧める風潮から、医療専門職としての倫理観に関心の低い医学生がみられる。 これらが医学部カリキュラムを通じてもみられ、医学生の自己調整学習を育成する弊害となっている。本プロジェクトは医師の生涯学習に必要な自己調整学習力の促進を目的としている。彼らが自ら知識や技術を更新することで、我が国の医療水準の低下を防ぐことが期待できる。また、従来の医学教育研究と異なり、欧米の教育手法の模倣ではなく、日本独自の調査に基づく教育法の提示であり、学術的に新奇性がある。
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