研究課題/領域番号 |
17K08929
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 鈴鹿医療科学大学 (2019-2020) 帝京大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
福田 八寿絵 鈴鹿医療科学大学, 薬学部, 教授 (60625119)
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研究分担者 |
齋藤 百枝美 帝京大学, 薬学部, 教授 (70439561)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | リスクコミュニケーション / ヘルスリテラシー / 医薬品の適正使用 / 高齢者 / 情報提供支援ツール / 視覚記号 / 個別化 / 個人特性 / 行動変容 / 医療用医薬品 / 服薬アドヒアランス / 安全性情報 / 医薬品 / 薬の適正使用 / 医療行動学 / 医療薬学 / 高齢者医療 / 医療・福祉 / 安全性 |
研究成果の概要 |
高齢者は認知機能や身体的機能の低下などにより、医薬品の適正使用に関する情報を的確に認識することが難しい場合がある。安全性情報の提供は、医薬品の適正使用に資する一方で副作用への懸念からアドヒアランスを低下させる可能性もある。そこで、高齢患者向けの安全性情報ツールとしてどのような選択肢があるのか、いかなるメッセージが効果的なのか、調査を実施した。医療従事者の発信するメッセージによってリスク認知や行動変容に相違があること、ヘルスリテラシーもメッセージの解釈に影響を及ぼすこと、補助的支援ツールの1つとして視覚に訴えるピクトグラム)が有用である可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者は、慢性疾患を抱えている場合も多く、多剤併用のリスクについても指摘されている。高齢者の社会環境因子やヘルスリテラシーなど高齢者の特性に応じたリスクコミュニケーションを実施し、コミュニケーションツールを選択することで薬の適正使用や医療安全に資する行動変容を促すことが可能となる。医療従事者のリスクの表現方法や補助的情報ツールとしてピクトグラムを使用すことについて教育・研修を行うことで医薬品の適正使用に資する情報提供を実施することができる。
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