研究課題/領域番号 |
17K08937
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
井上 知美 近畿大学, 薬学部, 講師 (80581751)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | ICLSコース / 薬剤師 / シミュレーショントレーニング / 薬学 / 薬学教育 / 救急医療 |
研究成果の概要 |
本研究は急変患者に接する可能性の高い病院・薬局勤務薬剤師が、救急領域においてどのような知識や技術を必要としているかを抽出し救急認定薬剤師養成を見据えた薬剤師に特化したICLSコースの開発と評価を検討することを目的とした。 初年度においては病院、薬局173施設に、薬剤師業務での必要な救急知識や技術の内容、および理解度を個人が特定されない統計的回答形式のアンケートを送付し、解析を実施した。その結果を踏まえたICLSコースを「薬剤師のための患者急変時対応講習会」として、6回開催、54名の薬剤師が受講した。そのコース内容の評価、および受講者の知識や技術の改善度を調査解析し研究成果を報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬剤師を対象として内容を検討されたICLSコースを実施する講習会は少なく、どのような勤務先でも受講可能な講習会を教育機関である大学で開発され、開催後の解析、検討を研究実施することにより、様々な地域への情報発信ができたと考える。 また、救急認定薬剤師の資格を有する薬剤師は少ない現状であったが、病院・薬局で勤務する多くの薬剤師がこの講習会を受講したことにより、救急領域での知識と技術を習得した薬剤師が増えた。ICLSコースは救急認定薬剤師資格取得に必要な受講要件であるため、今後救急認定薬剤師資格を有した救急領域で活躍する薬剤師が増えることで、多くの施設で患者の救命に貢献できると考える。
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