研究課題/領域番号 |
17K08938
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 森ノ宮医療大学 |
研究代表者 |
山下 仁 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 教授 (10248750)
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研究分担者 |
増山 祥子 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 准教授 (10454688)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 代替医療 / 機能性表示食品 / 鍼治療 / 臨床試験 / システマティック・レビュー / 質の評価 / 研究倫理 / リサーチ・インテグリティー / 臨床研究 / 研究方法論的質 / 鍼 / 重複出版 / 診療ガイドライン / 論文の質評価 / 利益相反 / リサーチ・インテグリティ / 研究方法論 |
研究成果の概要 |
代表的な代替療法について、国内で公正な臨床研究活動やエビデンス情報発信が行われているのか評価した。 機能性表示食品については臨床試験と消費者庁届出の研究レビューに方法論的欠陥があるものが含まれ、消費者向け抄録に誤解を招く記載があった。鍼の推奨度を記載した診療ガイドライン(CPG)については、必ずしも質は高くなく、深刻なデータ誤抽出・誤入力や事前定義との矛盾が認められ、CPGの評価ツールAGREEⅡでは検出できない質的問題が明らかになった。鍼の臨床試験については、2000年以降少なくとも15件の重複出版があり、メタアナリシスによるデータ統合の混乱要因になる恐れがあることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
機能性表示食品のエビデンス情報発信の質は商品・企業によって差があり、必ずしも公正・誠実でないものがあることがわかった。消費者の誤解や過信を避けるため、科学的根拠の質の評価、記載の適正性の監視、改善指導などが必要である。 診療ガイドラインについては、少なくとも鍼治療の記述に関して正確・公正とはいえないものがあり、医療者と患者が適切な決断を行うためには出版前・後ともに情報の適正性について評価し改善を促す必要がある。また、鍼治療のエビデンス検証のためのメタアナリシスでは、組み入れ臨床試験の慎重な照合・重複除外作業を行うとともに、鍼灸臨床研究者の研究倫理教育を継続徹底する必要性が示唆された。
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