研究課題/領域番号 |
17K08983
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
浦野 健 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (70293701)
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研究分担者 |
杉浦 智子 島根大学, 医学部, 特別協力研究員 (60647402)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 炎症 / IL-1β / IL-18 / 測定キット / モノクローナル抗体 / バイオ医薬品 / 炎症性サイトカイン / 臨床検査医学 |
研究成果の概要 |
慢性炎症は、がんをはじめ、自己免疫疾患や生活習慣病、動脈硬化性疾患、神経変性疾患などさまざまな難治性疾患と密接に関連している。IL-1ファミリータンパク質は、炎症や感染防御に重要な役割を果たす実働分子である。これまでタンパク質を測定する方法は存在したが、その測定値と臨床症状との乖離が問題となっていた。本研究により開発した活性型IL-1βおよびIL-18に対するモノクローナル抗体は、臨床症状を反映した簡便・迅速・正確な測定法を確立し、バイオ医薬品を開発するシーズとなる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により開発したモノクローナル抗体により、炎症状態を正確に把握した臨床症状を反映した簡便・迅速・正確な測定法を確立することができる。その測定法を利用することで、迅速な診断および正確な治療法の選択が可能となる。さらに、開発したモノクローナル抗体をヒト化することで治療用のバイオ医薬品として開発を進めている。 特に、IL-18に対するモノクローナル抗体はウエスタンブロット・免疫沈降・細胞免疫染色に利用できるばかりでなく、IL-18 の機能を阻害した。既存の抗体では成し得なかった、患者血液を用いたウエスタンブロット解析で活性型 IL-18を提示できるほど検出感度が優れていた。
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