研究課題/領域番号 |
17K08990
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
石藤 雄子 帝京大学, 医療技術学部, 研究員 (90772997)
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研究分担者 |
鈴木 幸一 帝京大学, 医療技術学部, 教授 (20206478)
Luo Yuqian 帝京大学, 医療技術学部, 研究員 (20772990)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 甲状腺 / サイログロブリン / ヨード |
研究成果の概要 |
甲状腺濾胞内に高濃度に蓄積されているホルモン前駆体であるサイログロブリンは、ホルモン合成に必要な遺伝子や、合成に利用されなかったヨードの再利用に必要な遺伝子などの発現を抑制するが、ホルモンの分泌過程に必要な遺伝子発現を誘導することを明らかにした。すなわち、濾胞内に蓄積するサイログロブリンは、ホルモン合成という内向きのベクトルと、分泌という外向きのベクトル輸送に関わるそれぞれのステップを濃度依存性に自己調節することが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、甲状腺濾胞内に蓄えられたサイログロブリンが、下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモンの働きに拮抗して、ホルモンの合成や分泌を調節することが明らかとなった。甲状腺機能亢進症や低下症の中にはその原因が不明のものも多いが、このような強力な自己調節機構どこかが破綻することが発症の引き金となる可能性が示唆された。さらに研究を進める事により、そのような破綻を検出し修復するという新たな診断法や治療法の開発に結びつくことが期待された。
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