研究課題/領域番号 |
17K08991
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
浅井 さとみ 東海大学, 医学部, 准教授 (60365989)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 耐性遺伝子 / 多剤耐性獲得機構 / 緑膿菌 / アシネトバクター / 薬剤耐性菌 / 抗菌作用 / 熱傷マウスモデル / アシネトバクター バウマニ / 薬剤感受性菌 / 薬剤耐性 / 排出ポンプ / 耐性関連遺伝子 / 感染制御 |
研究成果の概要 |
緑膿菌臨床分離株で、薬剤耐性緑膿菌の排出ポンプのmexB, mexF, mexYのうちいずれか(1~3個)の発現が標準株よりも1.5倍以上亢進していた。細菌の揮発成分の分析では、緑膿菌には有機酸の一部に特徴的揮発化学物質のピークが得られた。抗菌活性物質(抗体)の作製は緑膿菌で殺菌作用のあるポリクローナル抗体を作製した。感受性株、多剤耐性株いずれにも容量依存性のある殺菌作用のあるポリクローナル抗体を作製することができた。次にモノクローナル抗体の候補を20個選択し、1つ1つの性能を確認した。II度熱傷マウスを均一に作製し、抗菌物質の効果判定に備えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多剤耐性の緑膿菌(MDRP)やアシネトバクターバウマニ(MDR-AB)をはじめとする耐性菌の蔓延は世界的に深刻な問題となっている。2015年「薬剤耐性(AMR)タスクフォース」が厚生労働省に設置され、薬剤耐性微生物の拡大を阻止し、薬剤耐性の研究や薬剤耐性微生物に対する予防・診断・治療手段を確保するための研究開発を推進すべく薬剤耐性対策アクションプランが呈示された。発現機序に基づく迅速な診断、効果的制御、治療法の開発が喫緊の課題である。そこで本研究では、緑膿菌とアシネトバクターバウマニを中心に下記の取り組みを行った。
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