研究課題/領域番号 |
17K08996
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
石川 浩章 藤田医科大学, 保健学研究科, 准教授 (50321013)
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研究分担者 |
山田 宏哉 藤田医科大学, 医学部, 講師 (80610352)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | HDL-miRNA / 動脈硬化 / Circulating miRNA / 高比重リポタンパク / HDL / HDL-microRNA / 次世代シーケンサー / HDL-miRNAの網羅的解析 / microRNA / 動脈硬化症 / 肥満 / HDL中のmicroRNA |
研究成果の概要 |
我々は、高比重リポタンパク(HDL)中に存在するmiRNA注目して、動脈硬化とHDL-miRNAの関連性を調査した。そこで、現在報告されているHDL-miRNAの測定法よりも簡便な定量法を確立した。この方法を用いて、一般住民健診受診者の血漿サンプルから3種類のHDL-miRNA(miR-223、miR-92、mmiR-150)を測定した。その結果、動脈硬化所見を有する者では2種類のHDL-miRNA(miR-223、miR-92)の有意な増加を認め、HDL-miRNAは動脈硬化の進展に関する新規バイオマーカーになり得ることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血中miRNAの研究発展に伴い、キャリアーごとにmiRNAを計り分けることが注目されている。我々が確立したHDL-miRNAの定量法は、多くの研究者にとってHDL中のmiRNAの探索研究が容易になり、各種疾患との関連が明らかになると考えられる。今回、我々の結果から、動脈硬化症の進展に伴って変化するHDL中のmiRNAが明らかとなった。今後、この新しい動脈硬化の進展に関与するバイオマーカーを用いることで、その後に発症が考えられる心筋梗塞等の予知に役立つ可能性が考えられる。
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