研究課題/領域番号 |
17K09014
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
森下 朝洋 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (60423430)
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研究分担者 |
谷 丈二 香川大学, 医学部, 助教 (00596075)
正木 勉 香川大学, 医学部, 教授 (30335848)
藤田 浩二 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (50749421)
野村 貴子 香川大学, 医学部, 協力研究員 (70645415)
米山 弘人 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (80294750)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 非アルコール性脂肪性肝炎 / マイクロRNA / ガレクチン9 / ガレクチン9 / 分子生物学 / トランスレーショナルリサーチ |
研究成果の概要 |
ガレクチン9欠損STAMマウスを用いて、ガレクチン9によるNASH進展、発癌および増殖抑制に対する有効性を確認した。また、それらの過程に関与するRNA解析し、有意に変動するマイクロRNAを同定した。 また、WTとガレクチン9欠損マウスの骨髄由来マクロファージを用いて、レプチン存在下でLPSを培養液に濃度別に投与し、CD14とTNFαを測定したところ、ガレクチン9欠損マウス由来のマクロファージではそれらの著明な亢進を認めた。よって、NASH改善効果に大切な役割を果たすM2様マクロファージにおいて、ガレクチン9の分泌を制御ことが重要であることを見出し、それに関与するマイクロRNAを同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
NASH進展からの発癌抑制効果のあるガレクチン9(作用機序はTim-3を経由することしか明らかでない)を制御するマイクロRNAの網羅的な発現プロファイリングを作成することは、治療の困難なNASHに対する抗炎症効果、あるいはNASHからの発癌および増殖抑制効果の可能性、さらにはNASH発癌の新たなマーカー、および治療法の発見につながることが期待される。将来的には、NASHのみならず、さまざまな糖脂質代謝性疾患の診断、治療、創薬開発を目指したバイオ産業の基盤技術となる可能性を秘めている。
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