研究課題
基盤研究(C)
院内感染の原因菌の分子疫学解析を抗菌薬耐性遺伝子解析、パルスフィールド電気泳動、およびMulti-Locus Sequence Typingにより行った。MDRAでは世界流行株の侵入が明らかとなった。MDRPとCREではメタロβラクタマーゼ遺伝子を解析した。リネゾリド耐性腸球菌にはoptrAとfexA 遺伝子を同定した。市中感染由来のESBL産生E.coliではCTX-M14 Likeが高頻度に検出された。CA-MRSAのうちPVL毒素陽性株は13.5%を占め、これらはSCCmec はIVが最多であった。M. abscessus complexの遺伝学的同定を行った。
抗菌薬耐性菌による院内感染が解決すべき重大課題である。菌そのものの感染拡大、および耐性遺伝子の伝播を防止するためには、院内外の正確な分子疫学が必須である。本研究では、臨床分離細菌の院内での感染経路特定、また、世界規模での菌の位置付けを明らかにした。また、同一菌株の長期間の院内定着を明らかにした。分離された耐性菌からは多種の耐性遺伝子が同定され、この中には水平伝播するものあり、伝播抑制のための基本データとした。
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