研究課題/領域番号 |
17K09036
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疼痛学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
山本 達郎 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (20200818)
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研究分担者 |
生田 義浩 熊本大学, 病院, 准教授 (90264308)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | AM404 / CB-1受容体 / FAAH / TRPV1 / CB1受容体 / 青斑核 / 中脳水道周辺灰白質 / 吻側延髄腹内側部 / マイクロダイアリシス / 下行性疼痛抑制系 / アセトアミノフェン / 痛み / 炎症 / 鎮痛機序 |
研究成果の概要 |
アセトアミノフェンの鎮痛効果の発現メカニズムとして最も有望と考えられているのが、AM404を介した効果である。アセトアミノフェンは肝臓にて脱アセチル化され、さらにFAAHを介して中枢神経にてアラキドン酸と結合しAM404となる。AM404はTRPV1の強力な活性物質であるとともに、CB1受容体作動作用もある。AM404を、脳室内投与にて300~3000㎍で投与量依存性の鎮痛効果を示した。AM404 500㎍を中脳水道周辺灰白質・吻側延髄腹内側部へ局所投与することにより、鎮痛効果を示した。 アセトアミノフェンの鎮痛効果は、下行性疼痛抑制系を介する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究にて、アセトアミノフェンの鎮痛メカニズムの一つに下行性疼痛抑制系の活性化が関与していることが示された。今後の鎮痛薬開発に当たり、CB1受容体・TRPV1と下行性疼痛抑制系との関連に注目する必要があると考えられた。
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