研究課題/領域番号 |
17K09040
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疼痛学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
上窪 裕二 順天堂大学, 医学部, 准教授 (80509670)
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研究分担者 |
冨永 光俊 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 先任准教授 (50468592)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | GPCR / 膜タンパク質 / 痛み / 痒み / シナプス伝達 / ライブセル・イメージング / GABA / Gタンパク質共役型受容体 / シナプス / 代謝型グルタミン酸受容体 / GABAB受容体 / 掻痒 / 疼痛 / ライブセルイメージング / 蛍光蛋白質再構成 / FRET / 神経科学 / 脳神経疾患 / かゆみ / 受容体 |
研究成果の概要 |
Gタンパク質共役型受容体(GPCR)をはじめとする膜タンパク質は複合体を形成してお互いの機能を制御している可能性が示唆されている。本研究では、GPCR同士の相互作用による痛みとかゆみのクロストークの生理的・分子的メカニズムを解明し、かゆみの神経伝達の制御を目指すものである。本研究では、痛みやかゆみなどの感覚伝達に関わる代謝型グルタミン酸受容体1型(mGluR1)とB型ガンマアミノ酪酸受容体(GABAbR)をテトラサイクリン誘導性に発現する細胞株を作成し、その相互作用について評価を行った。その結果、これらのGPCRが複合体を形成し機能的に相互作用することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、神経伝達とその調節に関わる代謝型グルタミン酸受容体1型(mGluR1)とB型ガンマアミノ酪酸受容体(GABAbR)の相互作用を明らかにした。その成果は、別個の機構を持つGタンパク質共役型受容体(GPCR)同士が複合体を形成し、お互いの機能を調節し合うことで単独では実現できないような高度な機能調節を行っていることを示すものである。GPCRは様々な疾患の治療標的であり、創薬ターゲットとして研究が進められている。 本研究成果は、異種のGPCR同士が形成する複合体が新奇の創薬ターゲットとなり得ることを示すものであり、学術的・社会的に意義のあるものである。
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