研究課題/領域番号 |
17K09051
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疼痛学
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研究機関 | 生理学研究所 |
研究代表者 |
江藤 圭 生理学研究所, 基盤神経科学研究領域, 助教 (30545257)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 痛み / 2光子顕微鏡 / 一次体性感覚野 / 神経細胞 / 慢性疼痛 / 触覚 |
研究成果の概要 |
慢性疼痛は痛みが長期間持続する病態であり、触られただけで痛みを生じる。末梢神経損傷後に一次体性感覚野(S1)における神経回路の再編成することが慢性疼痛の発症・維持に関係することが最近明らかになったことから、末梢神経傷害後、S1の触応答神経回路と痛み応答神経回路の混線によって慢性疼痛が生じるのではないかと考えた。本課題では、触応答神経回路と痛み応答回路の可視化、及び末梢神経損傷後の機能の変化を解明することを目指して研究を行った。その結果、触応答神経細胞の一部は痛み刺激に応答することが明らかになった。また、慢性疼痛の一つであるミラーイメージペインにおけるS1の役割についても明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題では未だに有効な治療法に乏しい慢性疼痛の新たな機序を明らかにできたことから、学術的に意義がある。また、大脳皮質に着目した新たな治療法の確立のきっかけになる可能性を有しており、社会的意義も有する。
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